2009年1月24日土曜日

子離れ・・・その2

我が家では、長男が家を出て、また、舞い戻ってきて、次男が出て行き、三男が出て行き、結局最後まで残ったのは長男でした。
長男との関係が良くなってからも、ずっと居候していたので、独立するよう切に願っていました。 ・・・顕在意識では。

ある時、長男が自立しないのは、腹の底では長男の自立を望んでいないからだという指摘を受けました。

私にとっては、「え~~!そんなことはない。」という思いでしたが、そういうふうに指摘されるからには、そうなんだろうと認めたところから物事が動き始めました。
それは、2008年1月、長男31歳のときです。
長男は、その時就いていた仕事をやめて新しい仕事に就くことを決め、新しい仕事と独立するためのアパート探しを始めました。

そして、長男は1月末で仕事をやめ、2月下旬から1ケ月ほどインドを放浪してきて、3月30日に引っ越していきました。(このインド旅行には、1週間ほど同行させてもらいました。)

引越しを終え、「じゃあね!」と長男が家をあとにした後、「バンザ~イ!!」と思いきや、
胸にポッカリと大きな穴が開いて、身の置き場がないほど寂しくて、声をあげて泣くほどの寂しさを味わいました。
あのときの指摘は全くその通りだったと認めざるを得ない状況でした。

これも、顕在意識と腹の奥底の思いが全く逆だったもうひとつの例です。

でも、腹の底の思いの気付き、それを認めるところから物事が動き始め、状況を変えることができるのです。

何かを望んでいて、物事がその実現に向けて動かないとき、
自分の腹の底の思いを探ってみることはとても役に立つ方法です。
腹の底、つまり潜在意識や無意識レベルに物事が実現しない原因が潜んでいることが往々にしてあるからです。

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