2009.04.22の東京新聞・朝刊・本音のコラムより、抜粋転載。
斎藤 学さん(精神科医)の書かれた「共依存母」より
『日本の家族には「共依存母」がはびこる。
共依存は、他人の世話焼きに没頭して自己を喪失するという
一種のアディクション(依存症)。
その子どもたちは世話をやかれ過ぎて過剰な自己愛に溺れやすい。
ひきこもりや摂食障害(過食や拒食の衝動脅迫)の増加はその結果だ。
日本の行政が夫婦と子どもから成る『標準家族」を前提に営まれていることは、
最近の定額給付金が、個人宛ではなく世帯主に届いていることからもわかる。
共依存母は、この土壌になじむ。
日本の母はもっと多様化した方がいい。
「未婚母」という変種がいないではないが、
02年に始まる政府からの迫害に寄って『貧困母」に追い込まれ、
絶滅種になりそう。
他方で増殖しているのが「説教母」や「背後霊母」。
これらは共依存母のハイブリット版だ。
・・・・・・・・・・』
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子供に、何らかの問題が起こったとき、
その成育歴、特に母親との関係が大きく影響していると考えられます。
わたしも、共依存母だったのだと、思います。
あまりにも、子供が可愛くて、
勉強できなかったら、どうなるんだろう、
大学に行かなかったら、どうなるんだろう、
自分が育ってきた経験のみを基に、
先回りをして、あれこれ心配をし、
長男が中学生の頃、
定期テストの準備の手伝いや、ワークブックのチェックまでしていました。
長男が、中2の頃をピークに家で暴れ始めた頃、そんなふうにしていました。
立場を変えてみると、さぞかしうっとうしい母だっただろうと、
今は、わかります。
長男の反抗のおかげで、
1歩も2歩も3歩も、距離を置くことを覚え、
次男、三男からは、逆に、もっと世話を焼いてもらっても良かった、
なんて声も聞こえたりしましたが・・・
ベトナム旅行記・旅行編⑩
14 年前
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