2009.05.08 東京新聞・朝刊・「安らぎをあなたに」より、抜粋要約転載。
工藤 充子さん(保健師)の書かれた「幼い2人の門出」より。
『一人っ子の3歳の女の子・あーちゃんは、
父母、祖母たちに囲まれて、いつも誰かがそばにいて、
駄々をこねても丁寧に願い事を聞いてくれるような育ち方をしました。
あーちゃんのお母さんは、毎日送り迎えをする、
少人数で年齢の違う子どもたちとのふれあいを大切にする幼稚園を選びました。
一方、下に八ヶ月の妹のいる男の子・こうちゃんは、
妹の出産前後は共同保育所でお友達と過ごしました。
こうちゃんのお母さんは、両親の送り迎えができないので、
送迎バスつきのマンモス幼稚園を選びました。
入園式は、二人とも無事終了し、
あーちゃんはその晩、緊張のためか、原因不明の高熱を出し、
次の日も、その次の日も休園するアクシデントに見舞われました。
こうちゃんは、バスの待合場所で三人の先輩のお友達が上手に誘導してくれて、
バスに乗り込み、
お母さんのバイバイの声も耳に入らないほど緊張して、
まっすぐ前を見つめて幼稚園に行ったそうです。
一ヶ月たった今、二人はどうしているのか気になります。
迷いに迷って選んだ幼稚園や生活環境の違いが、
あーちゃんとこうちゃんの長い人生にどんな影響を及ぼすのかは未知数です。
しかし、子育て中に起こるマイナスだと思った出来事は、
それを乗り越えるためにお母さんやお父さんが努力することによって、
必ず親子のきずなを強めてくれます。
その結果、失敗だと思ったこともプラスに変化します。
親子で過ごす今の時間を大切に、
これからの人生を歩まれるよう祈っています。』
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三人の男の子の子育て期間中、
我が家にも、何度もその時はマイナスだと思えることがありました。
子どもにより、マイナスだと思えることの多い子、少ない子の違いはありますが、
その最中は、落ち込んで物も食べられなかったり・・・
私よりも、子どもの方がショックが大きいだろうと、思い直してみたり・・・
我が家の特徴でしょうか、
三日もたてば、「まっ、なんとかなるか」と、
気を取り直して、乗り越えていったものです。
どうか、こんな場合、親子で、夫婦で、向き合って、過ごされるよう、祈っています。
向き合って過ごす時間が、家族、夫婦、親子の絆を深めていくように思います。
そして、乗り越えてしまえば、
あんなこともあったよね、と思い出せるようになるものです。
ベトナム旅行記・旅行編⑩
14 年前
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